専門家からの推薦

畿央大学大学院 健康科学研究科

庄本康治 教授

「適切な」リハビリテ−ション治療を
「十分な量」実施することで、さらなる回復へ

脳卒中後のリハビリテ−ションでは、発症から6ヶ月経過するとさらなる回復は見込めないと記述している教科書もありますが、このようなことを専門家から言われ、回復をあきらめられている方も多いのではないでしょうか?

もちろん、放っておくだけでは回復しませんが、「適切な」リハビリテ−ション治療を「十分な量」実施することで、さらなる回復が起こることが世界的な研究から明らかになっています。
例えば、これ以上歩行能力が改善しないと専門家に判断された方々のみを対象に、「適切な」歩行トレーニングを「十分な量」実施すると、大半の方の歩行能力が改善します。また、腕、手、言語機能の回復などについても同様のことが報告されています。

脳梗塞集中リハビリセンターでは、各々の患者さんを詳細に把握してから「適切な」リハビリテ−ション治療計画を立て、さまざまな工夫によって「十分な量」になるように個別的に治療が提供されます。
決してあきらめることはありません。具体的な日常生活の改善はもちろん、更なる回復を目標にして生きていこうとする志を持つこと自体が素晴らしいことであると考えています。

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